2009年7月25日土曜日

宵宮

宵宮の見ものの一つにドンドコ船の宮入がある。
全長20m位の船が天満宮に宮入する。
船頭多くして船山に登るでは無いけれど、大川を上ってきた
船が南天満公園で丘に上がり天満宮へ宮入する。
7/24午後4時頃に始まる行事である。




境内に船が入っていくところ。




境内で神事を済ますと元来た道を引き返す。




船を引っ張っているところ。























ドンドコ船に続いて人形船の人形が出てきた。
今年は鎮西八郎だ。
この人形を船の舳先につけて人形船が川を上り下りする。




天満宮を出た船は多くの人に引っ張られて南天満公園入口まで
来ました。




ここからはクレーンで持ち上げられ天神橋のたもとにおろされる。




一方、催し太鼓はドンドコ船の宮入前に神事を済ませ、氏地を
巡行し祭りが来たことを知らせる。



クレーンで下ろされた先ほどの船は鐘や太鼓を打ち響かせながら
大川を行き来しお祭りムードを高めていく。



大川を行き来する船。
今日は宵宮で船の数も少ないが、明日の本宮では100隻以上の
船が大川を所狭しと往来する。













こちらは天神橋筋商店街周辺、傘踊りの一行が笛に合わせて
踊りながら行進。













天満宮は参拝客で超満員、この状態が深夜まで続く。




恒例のお迎え人形の公開
お迎え人形の由来は江戸時代の船渡御にさかのぼります。
当時の船渡御は現在と異なり下流の御旅所に向かっていました。
そこで御旅所付近の町々では船渡御を迎えるためにお迎え船を
仕立て、そこにお迎え人形を載せました。
お迎え人形のキャラクターはその当時人気の文楽や歌舞伎の
登場人物から採られ、天神祭が近づくと各町角に飾られたあと、
天神祭の日にはお迎え船に載せられて船渡御をお迎えしたのです。
最盛期には50体を超えましたが現存するのは16体です。
その人形が天満宮に保存されてあり、毎年天神祭の時に3体づつ
境内で展示されます。
今年は素戔嗚尊、鎮西八郎、真田幸村です。
現在人形船に載せるお迎え人形はレプリカで境内に展示されている
本物とは違います。








さあ、あすはいよいよ本宮、
午後4時から陸渡御のスタート
午後6時から船渡御のスタート
7時からは奉納花火が打ち上げられる。

2009年7月24日金曜日

鉾流神事

7/24午前9時より天神祭の幕開けとなる鉾流神事が

西天満の天満警察署前(旧若松浜)で斉行されました。



鉾流神事は天暦5年(西暦951年)に始まったと伝えられています。

これは社頭の浜から神鉾を流し、その漂着した地を斎場と定めて

そこに神様をお迎えする神事です。



鉾流しの出番を待つ船と船頭さん。




神事の始まりです。天満宮から神主さん、巫女さん、町内会の

役員等々多くの人が参列して執り行われます。









巫女さんによるお祓い。



毎年西天満小学校の生徒の中から神童が選ばれ、鉾流神事の

主役となります。




玉串奉奠




いよいよ鉾流しの開始、一番に船に乗った神童は

心なしか不安そうに見えます。




全員が船に乗りいよいよ出発です。

薦にまかれているのは「ひとがた」です。

ひとがたとは紙で造った人形の形をしており、自らの体を撫で、

息を吹きかけて罪・穢れをこのひとがたに移します。

この作法を行ったあと回収されたひとがたを薦に包んで川に流します。





4人を載せた船は川の中央まできました。




いよいよ薦を川に流します。








神童・神官の手を離れて薦は堂島川の流れに任せて下流へと
向かいました。













鉾流神事が終わったところでドンドコ船が太鼓を叩いて
景気づけをします。


神事も無事終わりここから天満宮まで行列が続きます。


























これでお宮入りをすれば鉾流神事はおしまい。
次は午後4時からドンドコ船の宮入です。

天神祭前夜祭

恒例の天神祭前夜祭が7/23夕刻OBPにて開催された。
ガラス越しに見えるのは大阪城天守閣



本番さながらに神事から始まる。


















神事が無事終了したところで「天神踊り」








続いて太鼓中による「催し太鼓」







明日の本番を控えて「願人」のバチさばきにも力が入る。




大阪府無形民俗文化財の太鼓中の「からうす」
からうすとは太鼓台の下に丸太棒をしいてシーソーのように大きく
揺らしながら太鼓を叩く豪快な技。
太鼓に乗っている人は落とされまいと必死につかまり、足を
踏ん張りながら太鼓を叩く。




催し太鼓の次は「龍踊り」、龍が天に昇っていく様を
踊りで表す。
鐘と太鼓に合わせて踊る様は圧巻、今年は子供も
飛び入り参加。








続いて傘踊り、傘を回しながらリズミカルに踊る光景に目を
奪われてしまう。


小さな子供も必死の演技。


獅子舞の踊りで前夜祭のプログラムは終了。
さあ、明日は宵宮、前夜祭で見た踊り、太鼓が天満宮界隈で
夕刻より見ることが出来る。
興味のある人は7/24午後4時大阪天満宮へ集合!