2010年12月4日土曜日

ユリカモメ

10月下旬に第一陣が飛来して1ケ月あまり、今では相当数が
飛来している。
どのような割り振りかはわからないが、大川の橋と橋の間で
グループごとに昼の間過ごしている。
難波橋と栴檀木橋の間で100羽以上が集まってくる。

餌をもらおうと対岸から飛んでくる
対岸のビルのガラスには中央公会堂、
東洋陶磁美術館が映っている



パンの細切れを撒くと激しい争奪戦が繰り広げられる





やがて空中キャッチするものと水面に落ちたものを
食べるグループに分かれる





グループの中の1羽は右足が不自由だ
飛んでいるときは支障がないと思うが
地面を歩いている姿は痛々しい。
昨年発見したが無事北国へ帰り再度
大阪まで飛んできたことが確認できた








食事後はこのように一休み

曼殊院

詩仙堂の庭園を堪能した後曼殊院へと向かった。
この道筋も両側に新しい民家が建ち並び
往年の面影はない。
曼殊院門跡の石碑が現れた付近からは山寺
の雰囲気が漂ってきた。
ようやく辿り着いたお寺であるが見学者が
行列して拝観を待っているのには驚いた。
時間の都合もあり拝観はあきらめ周辺の
紅葉見物をして次なる目的地に移動した。







































2010年12月3日金曜日

詩仙堂

40年以上前に訪れた時の詩仙堂までの道筋は
ひなびた山奥のお寺という印象であったが、
今や道の両側には新しく立て替えた家が建ち並び
かっての山寺へ行くという雰囲気は微塵にも感じ
られなかった。しかし、寺の門を潜るとそこは
別世界、由緒ある寺の伝統をそのまま今に伝えていた。
有名なお寺なので観光客が次々と訪れるので、
座敷に座ってゆっくりと庭の景色を観賞することは
できない。綺麗な景色にもファインダーを覗けば
何処かに人が入っているので辛抱強くシャッター
チャンスを待たねばならない。


小有洞の門


小有洞


老梅関の門


老梅関の門を入ったところの石庭


庭園





















洗蒙瀑


瀟月楼































藤棚の隙間から覗いた紅葉






残月軒








晩秋の観を誘う熟柿

2010年12月2日木曜日

金福寺

京都市左京区にある金福寺、詩仙堂へ行く道すがら
金福寺の案内標識に誘われて行ってみた。10段ほどの
石段の先には歴史を伺わせる山門が見える。
ここは864年に創建された寺である。
一時期は荒廃していたそうだが江戸時代に再興し
今日に至っている。
この寺は俳人芭蕉・蕪村が立ち寄ったことで有名である。
境内には芭蕉庵と呼ばれる庵があり芭蕉亡き後数十年を経て
荒廃した庵に蕪村が訪ねてきて再興した。
境内には蕪村の墓がある。


山門を覆うモミジの紅葉





山門を境内から見たところ


本堂縁側の庭





モミジと山茶花が美の競演



芭蕉庵


庵の周りは紅葉で彩られている





山の中腹に建つ庵の窓から京都市内が一望できる








茅葺きの屋根を覆う紅葉












蕪村が詠んだ秋の句


小春日和の暖かさで猫も縁側でひなたぼっこ


猫と遊ぶ参拝客



手水鉢にも秋

詩仙堂へ行く前に横道にそれて訪れた寺であったが
紅葉真っ盛り、モミジの葉が一枚また一枚と落下
するのを見ていると蕪村ならずとも一句詠みたくなる
心境にさせる静かな場所であった。