2011年4月30日土曜日

被災地支援コンサート@大阪市役所

4/28 大阪市役所において大阪フィルハーモニーと大阪市の
コラボで被災地支援コンサートが開催された
公演は全部で11公演、その中の1,6,10公演は事前に
申し込み当選した人のみ参加できる
3公演とも応募したが一番聴きたかった第一公演は外れ
市役所内とはいえ、30分刻みでプログラムが組まれているので
全公演をハシゴするのは物理的に無理
もちろん公演の途中から聴くことはできるが・・・
入場無料だが、その代わり被災地への義援金を心付けとして
募金箱に入れるようになっている

市役所の入り口にはこのような掲示が





第一公演は外れたのでまず第二公演へ
会場は5階の市長公室、この部屋は国内外を問わず表敬訪問で
来られたお客様をお通しする部屋とのこと、間口20m×奥行
10m(推測値)の広い部屋、窓よりにテーブルが配置されており
中央付近に大阪市旗が立てられている
部屋の端にはお客様から頂いたであろう工芸品が展示されている

この部屋は一般人には入ることができない部屋であるが、
大植監督の要請に平松市長が応えて実現したものである
音楽を聴くには決していいレイアウトとは言えないが
市役所でしかも誰でも入ることができない部屋で
この日このとき居合わせた人だけがクラシック音楽を
鑑賞できるということのに意義を感じた

演奏曲目は次の通り

28金は28木の間違いです


市長公室入口(入口右横に市長公室のプレートが貼ってある)

開演を待つ人





シャンデリア


このポスターが市役所内の随所で見かけた



部屋の展示物






開演前にはテーブルの後ろに多くの立ち見の人垣ができた
聴く人の心を癒し、その気持ちを東北の被災者に伝えようと
企画されたこの公演、なじみの曲ばかりで本当に癒された

第三公演は12:30から開演、第二公演が終わるや否や
1階ロビーにダッシュ、すでに開演していた


昨年大阪クラシックで聴いて感動したサンサーンスの「白鳥」
近藤浩志氏のチェロ、大植監督のピアノは素晴らしいの一言に尽きる








演奏が終わり大植監督の話を聞く聴衆


第四公演はパスして昼食タイム
そして第五公演へ

トランペットとチューバの合奏は殆どないと
言いながらこの二人は随所で出演している

会場は屋上会議室、といっても部屋の周りが
回遊式庭園になっていて大阪市内が見渡せる
会議室自体は立派な部屋である


庭園から会議室を見ると周りのビルがガラスに映り
中がよく見えないが、画面の端に待っている人が見える

庭園に出ると澪標の鐘がある
毎日夜の10時に鐘の音を聞いているが
実物を見るのは初めてである









大阪市章(澪標)が塔の先に付いている


部屋の中からガラス越に写したので
わかりにくいが磯ヒヨドリが澪標の
鐘のポールに止まっていた


屋上庭園からの風景
東を見れば生駒連山の山並みが美しい





西側のビル群




屋上庭園の案内図


木蓮の花が咲いていた


ハナミズキも満開

屋上庭園は月水金の13:00-15:00に開放しているとのこと
四季折々の花・昆虫・野鳥も見られるのでコンクリート
ジャングルから逃れてほっと一息つぐのにいい場所だ

次は第六公演、これは事前に申し込んで当選した人のみ
聴くことができる公演だ
会場は大阪市議会議場、ここも初めて入る場所だ
写真を見れば一目瞭然だが、遠景に配置されたテーブル
ゆったりとした通路、傍聴席は階段式で前の人が全く
じゃまにならない高さ、贅沢な場所で音楽を聴くことが
できるのはなんと幸せなことか








演奏者がチューニングを始めました

演奏曲は次の通り

ここを会場に選んだのも大植監督
今回は色々な体験付きコンサートだ

続いては第七公演、会場は先ほどの市長公室
演奏曲目は次の通り








演奏が終わったとき、大植監督が入ってきました


そしてこの部屋にまつわる話をされた

世界の政治の歴史の中で政治家にアポイント
なしで会ったという出来事は2件しかない
その一つはホワイトハウスへプレスリーか
ニクソン大統領に会いに行ったこと
残りの一つはこの大阪市役所へ
マイケルジャクソンが市長に会いに来たこと
当時の市長は大島市長だそうだ
マイケルジャクソンがこの部屋でどの椅子に
座ったのかということまで詳細に説明があった

そのような場所に今日我々は東日本大震災復興
チャリティコンサートで居合わせているのである

マイケルジャクソンの座った椅子に座ってみるまもなく
次は第八公演、会場は先ほどの屋上会議室


会場に着くとチェロの近藤浩志氏がリハーサル中


世界を旅してきたチェロのケース
沢山のシールが貼られている

ここでの演奏曲目は次の通り


コントラバス奏者が楽譜の何処を演奏しているかわからなくなり
チェロの近藤浩志さんに聞くというハプニングもあったが、
そのおかげで和やかな演奏会となった

次は第十公演、会場は再び市議会議場
演奏曲目は次の通り





10人の金管楽器が広い市会議場に高らかに鳴り響いた


途中で大植監督が演奏者に大阪市の水
「ほんまや」を一人一人にプレゼント

そしていよいよ本日の最終公演
開演は19:30、17:45頃に会場に着いたがすでに長蛇の列、
それから待つこと45分、2階だったが何とか椅子席を
確保することができた


演奏開始前の様子




演奏曲目は次の通り

本日のフィナーレを飾るのに
相応しい最高の演奏会だった


演奏終了後、大植監督、平松市長が挨拶をされた

被災者の支援に義捐金を宜しくとお願いされ
最後に大阪市歌を合唱し終了した



1階ロビーの満員の聴衆が出口で義援金箱にお金を
投入し、平松市長、大植監督と握手しさらには
記念撮影までして出て行くので、全員が退場するまで
かなりの時間を要した

大植監督を始め大阪フィルの皆さん、市役所職員の
関係者の皆様、ありがとうございます









2011年4月29日金曜日

てっせん

ビルが林立する大阪市内、そんなコンクリートジャングルの
所々に昔ながらの木造住宅が点在する。
伝統を頑なに守って住み続けられている所は、花を
玄関に設え季節の息吹を自然に感じられるように
心がけておられるようだ
そろそろ初夏の陽気になろうという頃、てっせんの花が
咲き始めた





てっせんの花言葉は「高潔」
凛と咲いている白のてっせんは正に花言葉通りである

キンポウゲ科 常緑または落葉のつる植物
原産地 中国、日本
花期 5~6月
花色 紫、白、ピンク、赤、黄、複色など

声の道

今大阪市内のあちこちで開催されている大阪キャンバスプロジェクト
3/19にも一度アップしているが、今回は東横堀川の「声の道」
を紹介
これは昔、東横堀川界隈に住んでいた人(現在も住み続けている人)
から川に関する思い出話(?)を聞いて、その言葉をパネル展示し、
それを題材に川辺の公演に集まって思い出話に花を咲かそうという
企画のようである




高麗橋の横にある階段を下りると、そこは水と緑が
美しい公園になっている


その公園の随所に付近住民から聞き取った言葉が掲示されている

















椅子に座ってみんなで語ろう、大阪の街を



開催期間は5/10まで