2009年9月5日土曜日

大阪クラシック第83公演(9/4)

第83公演は新装なった中之島ダイビル
開演1時間前にすでに聴衆が1階ロビーに座り込んで
待っている。
ダイビルとしても初めてのイベント、どんどん集まってくる
人に警備員は右往左往している。



会場ロビーがリハーサル会場でもあったので、リハーサルの
見学もしようと余計に人が集まってくる。











さて、この写真は何でしょう?
2階ロビーの柵のメッシュ越しに座り込んで待っている人たちです。




メッシュをとればこうなります。
皆さん待ちくたびれています。





今や遅しと開演を待つ人。
コントラバスが寂しげに横たわっています。



3階まで吹き抜けになっているロビーにはぎっしりの人・人・人




ようやく演奏が開始されました。
ベートーヴェンの七重奏曲です。

2009年9月4日金曜日

大阪クラシック第62公演(9/3)

第62公演の会場は関電ビル、昨年までは御堂筋に面した
ビルのみで開催されていたが、今年は中之島線の開通で便利
になった大川の両岸に建つビルでも開催されることとなった。
とりわけ関西電力は大阪フィルに対して色々な協力をされている
会社で、今回の開催も是非関電ビルでという申し入れがあり
実現の運びとなったようだ。

関電1回ロビーの一角に設けられた演奏会場、たまたま上階で
食事を済ませエスカレーターで降りてくるときにリハーサルの音が
聞こえ、2階から覗いてみるとこのような写真が撮れた。



楽器入れがあちこちに散乱しているのも気にせず
最後の調整に余念のない出演者の人々。



出演者はピアノ 浅川晶子さん、ヴァイオリン 鈴木玲子さん
コントラバス 松村洋介さん、クラリネット 田本摂理さん
トランペット 秋月孝之さん、オーボエ 浅川和宏さん
演奏曲はヒンデミットのオーボエソナタと五重奏曲
さらにアンコールとして浅川夫妻による
アンナ・マグダレーナのためのメヌエットが演奏された。

2009年9月3日木曜日

大阪クラシック第45公演(9/2)

第45公演はブラームスのクラリネット・トリオ
これを吉田陽子さんの強い思い入れでヴィオラで演奏された。
また、ピアニストはベルギーで活躍されている水本桂さん。

クラリネットの替わりにヴィオラという強い思いが吉田さんの
演奏に如実に現れていて実に素晴らしかった。




この写真は演奏終了後、殆どの聴衆が帰った後に撮影した。
左から吉田陽子さん、水本桂さん、チェロの石田聖子さん。

大阪クラシック第30公演(9/1)

8/30(日)から始まった大阪クラシック、
朝10時から夜10時まで忙しく大阪市内を駆けめぐり
家に帰ればグロッキーでブログをアップする余裕はなし。
今朝出かける前に表記公演が銃声パターンと違い印象深かったため急ぎ報告。

プログラムには大植剛典とあり大植さんの甥であることは知っていた。
しかし、それ以外の情報は何もなく興味津々だった。
さて、会場のロイヤルホテル1Fメインラウンジ、開演2時間前から行列が
出来ていたそうだ。



席について今や遅しと待つ人々。




開演時間になると飛び出してきたのは何と大植英次氏、
いきなりピアノ演奏です。



そしてそこに現れたのが甲家もて太(大植剛典氏)
何でも神戸大学在学中で落研に所属し、ここで落語を一席と
言うことである。

大阪クラシックで落語(?)と思われた方は多いはず・・・
しかし、この落語とクラシック演奏のコラボレーションは素晴らしかった。
古典芸能と古典音楽というのは実に相性が良かった。
もっとも落語の内容に合わせた選曲(大植剛典氏)とそれを演奏する
演奏者(大植英次氏)の技量との相乗効果があったことは言うまでもない。






落語の出し物は「延陽伯」
なかなかのものであった。




最後は連弾で締めくくり。

落語とクラシック音楽のコラボ、来年も是非取り上げて欲しい
プログラムである。

可能ならば天満の繁昌亭でと思ったが、客席が250では
ちょっと少なすぎるか・・・

2009年8月31日月曜日

大阪クラシック始まる(8/30)

待望の大阪クラシックの幕開けだ。

今年のテーマは"B"
これについての詳細は以下のアドレスをクリックしてご確認を!
http://www.osaka-phil.com/os_classic/2009/

第1公演は11時から大阪東銀ホール(淀屋橋)
その入場券が朝8時から市役所前で配付、そのチケットを
得ようと一番に並んだ人は早朝5時に市役所前に着いたそうだ。




7時半頃に並んでいる人の様子。



第1公演は大阪相愛学園、大阪音楽大学及び大阪フィルメンバー
との共演。
メンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」
チャイコフスキーの「クルミ割り人形」から数曲
将来の音楽家がプロに混じって熱演、指揮者大植英次氏から
無言で褒めるサイン、物足りないというサイン、演奏者は必死だ。
何しろ世界の大植先生の指揮で演奏が出来るまたとないチャンス、
学生の演奏にも力がこもる。
(演奏中の撮影は禁止)



大阪市の平松市長も壇上に上がり挨拶。



第12公演のリハーサル風景
ヴァイオリン 三瀬麻起子さん
ヴィオラ   小野真優美さん




本番で曲の解説をしているところ。





演奏が終わって大植音楽監督からねぎらいの挨拶。


本日の最終公演はフェニックスホールにおいて
長原幸太氏のヴィオリン独奏、
バッハ 無伴奏ヴィオリンソナタ第3番
イザイ 無伴奏ヴィオリンソナタ第2番
松下功 マントラ
ミルシテイン パガニーニアーナ
以上4曲、初めて聴く曲ばかりであったが、間近に見る長原幸太氏の
演奏、その技巧の素晴らしさに驚いた。

演奏中の撮影は禁止、ホールによっては全て撮影禁止もあり、
ここに掲載する写真はリハーサル風景、あるいは演奏開始直前・直後
の写真しか掲載できないことをお断りしておく。
 

水都大阪2009(8/29夜)

8/22に始まった水都大阪2009、毎夜散歩を兼ねて
見に行っているが、もう一人(一羽)同様に見学者がいた。
それはアオサギのゴンである。

満潮で水かさが増してくると浅瀬に魚、蟹が上がってくる。
それを狙ってゴンは現れる。



獲物を狙っているゴン




逆さに浮かんでいるアヒル、しかし、水中では一生懸命に
泳いでいるようだ。



種明かしはこのランプ、花形の模様が切り抜かれた球面体の
中にローソクが点いている。




これを並べると壁に模様が投射されこのようになる。




グラウンドのあちこちに配置されている。




このようなレイアウトもある。
夜の中之島公園、明かりに誘われて日替わりメニューのプログラム
これから秋の夜長にロマンチックな一時を!



太閤下水見学(8/29)

水都大阪2009に関連して東横堀川の本町付近で工事中の
平成の太閤下水の見学会があり参加した。
場所は東横堀川と本町通りの交差するところ、東側に
シティプラザ大阪がある。
川の真上は阪神高速道路環状線の高架がある。







太閤下水とは秀吉の時代に大阪の町づくりを進めるに当たり
下水処理の方法を家の裏側の間に水路を造りそこに下水を
流したいわゆる背割り下水というのを太閤下水と呼ばれている。
それをきっかけに大阪の町が発展するにつれ下水道も充実し、
今では大阪市の下水道普及率は100%で日本一だそうだ。
また、下水道料金は1,218/月で政令指定都市中で最も安い。
堺市の半分、東京都よりも700円安いそうだ。(2008年実績)

下水道には分流式(雨水、汚水を分けて流す)と合流式(雨水、
汚水を一つの管で流す)の二方式があり、大阪市は合流式である。
下水は処理場に行くまで所々に会所があり大雨の時に処理能力が
オーバーしたときに一時的に貯える大きな地下タンクがある。
このタンクの容量を超えると下水道の水が川に流れるようになっている。
この場合、処理されていない下水が川に流れることになり不衛生である。

今後台風等の災害時の安全性を今以上に高めるために、平成の太閤下水と
銘打って大阪市内の下水工事がされている。

今回の見学は本町会所の掘削工事現場である。
ここでは直径16m、深さ50mの会所の建設がされている。



見学者全員ヘルメットを被り説明を聞く。










深さ50mの穴を掘るには気圧の関係で作業者は潜水工という人が
作業に当たるそうだが、このような人は多くいないそうである。
そこで登場するのがロボットである。


掘削機を地上でまるでコンピューターゲームの間隔で操作し穴を掘り
進めるのである。



コンピューターの画面を見ながらジョグレバーを操作して穴を掘る。
しかし、機械のメインテナンスのために時々人が現場まで行って
作業をしなくてはならないそうだ。






工事現場の地上の外観は通常の土木工事と何ら変わらないが、
地下ではコンピューター操作により機械が一生懸命働かされている。







工事現場見学の後、太閤下水見学施設へ移動。




おむすび型をしたこの窓から地下にある太閤下水を見る。









今回は特別に下水道の現場を見せてもらうことが出来た。
メインテナンスは続けてこられたのは言うまでもないが
秀吉の時代の下水が現存するのは驚きである。

また、これが基礎となって町が発展し今日の日本に
なっていることを鑑みれば、秀吉がその時代に今の
日本を想定していたかどうかは別にして、遠い先の
国のあり方を描いていたと考えられないだろうか。