外村(とのむら)繁邸へ入館した
築100年を超えた住宅は柱・梁・敷居・鴨居どれをとっても
歴史の重みと風格が感じられた
入り口の案内板
屋敷の外側には川が流れて鯉が泳いでいる
門を潜り左に折れると玄関口へと続く石畳がある
右側には塀の外を流れている川の水を引き入れた洗い場がある
嘗ては農作業から帰ってきたとき、ここで農機具を洗う場所に
使われていたのだろう
火事の時に使う消防ポンプ
玄関土間から座敷を見たところ
台所の土間には妻女の心得を書いた額が掛かっていた
今の若い女性がこれを読むとどう感じているのだろうか
台所のへっついさん
流し 今と比べて随分と高さが低い
天窓からの光を取り入れて昼間は電気を使わない
電気が十分にないので必然的なものか、それとも
エコを意識していたのか・・・
てんびん棒の両端に荷物が付けてあり担ぐことが出来る
けっこうな重さである
これを担いで近江商人は全国を行脚していた
広い庭は手入れが行き届いていた
書院の透かし彫り
庭の様子
石蕗の花が満開
織部灯籠
近江商人像
屋根裏部屋の倉庫
庭の樹木の陰が障子に映っている
外村繁は父の死後商人として家業を継いだ時期があったが
その後弟に家業を託し文学の道を歩んだ
作品集が陳列されている
以下は部屋と庭の様子
以上 外村繁 邸