2009年4月11日土曜日

トワイライト クルージング

夕日が西に傾きまもなく日没になろうという時、天満橋から
船に乗り大川両岸の桜見物をしました。

太陽が西日に照らされ昼間に見るのとはまた違った雰囲気が
味わえました。





天神橋北詰の桜











船は上流(東)に向かって進み西日に照らされた桜が美しい


向こうに見える吊り橋は川崎橋




西日に照らされたOMMビルの窓ガラスに向かい側のビル
が映っている








源八橋付近でボートの練習をしている
この時期の練習は綺麗な桜を見ながら出来るので
きっと辛さは感じないのでは・・・








水陸両用バスも桜見物




水上で桜を見て陸に上がりまた桜を見る贅沢なツアーです




帝国ホテルの外輪船もホテルの客を乗せて航行中




咲き始めてから約2週間経過
花びらがハラリハラリと風に舞い、水面は花筏



先ほどのビルの陰も消えまもなく太陽が沈みます




水面が夕日に輝いて茜色に染まっています
向こうの橋は天神橋











陸に上がって天満橋から夕日に輝く大川を望む

2009年4月9日木曜日

青春18キップの旅(敦賀編)

最近青春18キップを利用する人が急激に増えたように感じる。

団塊世代の定年退職が始まり自由に時間を使えるようになった

人の増加が一因ではないだろうか。


毎年春に18キップで小旅行をしているが年々電車が混んできている。

今回は当初の計画での行き先は金沢であった。

湖西線経由の敦賀行き新快速を利用するのが便利なので、その列車に

集中する。


事前にインターネットで情報収集をすると超過密状態とのこと。

始発駅は播州赤穂、そこから姫路、神戸を経由して大阪へ到着

するときは超満員。


そこで大阪から尼崎に行き、ここから乗車し大阪で降りる人の席にすかさず

座るという作戦を実行しようと早めに出て尼崎から新快速に乗り込んだ。




しかし、この時点ですぐに作戦は失敗とわかった。大阪駅で降りそうな

ビジネスパーソンはほとんどいないのである。乗客は18キップ利用者で

占領されていたと言っても過言ではない。



このような状況を考え、もし満員のときは急遽敦賀行きに変更できるように

計画は立てていた。


大阪駅に到着したときに空いている別の列車に乗りかえ敦賀に向かおうと

していたが、運よく席が空いたのですばやく荷物を置いて座席を確保。

これで敦賀まで約2時間半は座って行ける。




次のポイントは敦賀で金沢行きに乗り換え座席が確保できるか否かである。

乗り換え時間は4分、敦賀の駅に到着して列車から降りた時点で金沢行きは

すでに空いた座席はなかった。


ここで敦賀の観光めぐりに変更した。















笙の川堤防の桜、後ろに山が見え大川で見る桜とは趣が違う。

豊かな自然は心を癒してくれそうだ。





この川で水鳥がいるのを発見、早速撮影を開始!

この写真はアオサギが堤防に着地しようとする寸前である。






コサギの群れ、純白の羽が目映い





笙の川遠景





笙の川で野鳥撮影が終わった後気比の松原 へ行った。

ここは日本三大松原の一つと言われているだけあって

本当に美しい松林である。

残念ながら写真ではこの美しさを表現することが出来ない。

このブログを見て興味を持たれた方は、是非行ってください。

「百聞は一見にしかず」



















気比の松原を通り抜け敦賀港へと向かった。

向こうに見えるのは港大橋





敦賀港の旧倉庫群





敦賀港駅の線路

かっては港に船が着くと荷揚げした貨物が鉄道に積み替えられ

全国各地に運ばれて行ったのだろう。

今は廃線になっているが線路が当時の様子を語っている。







敦賀港駅のすぐそばに金崎宮

ここは桜の名所である。線路を渡り直ぐに坂道を登っていくと

ちょうど満開の桜が参拝客を迎えている。










境内まで登り眼下を見下ろすと敦賀湾が桜の花のカーテンの

向こうに透けて見える。




穏やかな海面です。

天気は快晴、桜を愛で海を眺め「ひねもすのたり のたりかな」

の心境になります。




金崎宮の次は日本三大大鳥居の一つ気比神宮へと向かった。
この写真は大鳥居を潜る前の写真で肝心の大鳥居の撮影は
見るのに気を取られ忘れていた。
大鳥居の写真は気比神宮のhpを参照



大鳥居の解説です




神宮の境内の紅葉の木にコゲラがいるのを発見、
背中の縞模様の羽が特徴です。
写真を写しているのも気にせず虫を食べています。
これで今日の敦賀の旅は終了です。
帰りは敦賀市発の姫路行きに乗り大阪まで一直線!



湖西線車窓からの琵琶湖です
写真詳細は下記URLをクリックしてスライドショーを
お楽しみください。

2009年4月7日火曜日

青春18キップの旅(津山編)

青春18キップの旅、今年はまず津山の桜を見に行くことにした。
乗り継ぎ効率のいい大阪-姫路-岡山-津山と途中乗換2回で
津山まで行ける接続列車を探し当てた。
6時50分大阪発の列車は早朝で空いていると思っていたが
加古川・姫路方面の通勤客で神戸を発車するときはほぼ満杯。
西明石の駅を発車してまもなく乗っていた車両の後方から
「人が倒れている」「非常ボタンを押してください」と言う声に
車内が騒然とした。

平常時何気なく見ている非常通報ボタンもいざという時には
何処にあるかわからず、一呼吸於いて誰かが前にあると言った。
倒れた人は車両の後ろ、非常ボタンは車両の前、車内は満員

後ろから順番にボタンを押してくださいと伝えようやく非常ボタンが
押された。

まもなく車内アナウンスがあり「只今非常ボタンが押されましたので
緊急停止します」・・・停まったのは大久保駅

ここからインターフォンで乗務員とボタンを押した人との交信、
ところが前述のように車両の前と後ろ、交信は車内のスピーカー
から聞こえているので、それを聞いては後方の人から順次車両前
方の人に伝えそれを乗務員に伝える。

同じ車両に居合わせたとは言え、満員で全く様子が分からず
「倒れている」というのは生きているのかはたまた死んでいるのか
乗客一同気をもんでいるなかで乗務員との交信はこれが非常時の
交信かと疑いたくなった。

幸い駅に停止したので直ぐに扉を開けて処理すると考えていたが
それは素人考えのようであった。
JRのマニュアルに沿って処理をしているとは思うが当該箇所の扉を
開けて病人を車内から出せばいいと思っていたが、運転手が自ら
満員の乗客の間すり抜けて現場まで来たのである。
12両編成の列車の4号車、先頭車両が12号車で実に8車両を
通過してくるのだから時間がかかる。

一方ホームでは駅員が簡易タンカーを持って数人が駆けつけたと
言うにはほど遠い様子で現れた。
しかも折りたたみ式のタンカーを使用状態にして待っていればいいのに
何もしないでじっとしている。

そうこうしているうちにようやく運転手が現場に到着、そして扉を開け
病人を車外連れ出した。

そして扉を閉め運転手は満員の車内を先頭車両まで歩いていった。
乗客全員がハラハラドキドキやがてイライラにかわって一件落着
随分時間が経過したかと感じたが列車の遅れは12分であった。

このような経験は初めてであるが予期せぬ事故が起こったときの
対処方法を余りにもマニュアル通りにするのはいかがな物かと
感じたのはおそらく乗客全員だっただろうと思う。
でも貴重な体験ができた。

こんなことで姫路発岡山行きの列車には乗れなくなり予定が
狂い津山着は1時間半遅れの到着となった。





津山駅から徒歩15分ほどで津山城(鶴山公園)に到着




鶴山公園内には3000本の桜が植えられてあるそうで
とにかく桜・桜・桜 今まであちこちの桜を見ているがこれほど
まとまって植えてあるのは初めて見る。







2005年に復元された備中櫓






城から街を眺める





苔むした石垣と備中櫓










石垣の上の桜














お城の横を流れている宮川の堤防にいた鴨、昼寝をしていた
ようだがそばを通ると起きあがって3羽会議が始まった。




宮川の両岸に架けられた鯉のぼり








城東町並み保存地区には古民家あるいは商家が保存
されている。























帰路は津山-佐用-姫路と姫新線経由で大阪へ
1両編成の列車、日頃は地元の人が利用するのが主だと
思うが、青春18キップの有効期間中は旅行客が席を占めている。

詳細写真は以下のアドレスをクリックしてスライドショーを
ご覧ください。