京都相国寺承天閣美術館で柴田是真の展覧会が開催中である。
幕末から明治期にかけて活躍した漆芸家の作品文箱、硯箱、盆等の
漆芸作品と絵80店が展示されている。
漆器は細かな細工でガラス越しにみるので
絵画のような迫力は感じにくいのが残念だ。
その点、絵画は迫力がある。中でも今回特別出品の
「滝桜小禽図」は素晴らしい出来映えである。
掛け軸の余白を使って表した滝は迫力満点である。
もう一枚はポスターの絵になっている「猫鼠を覗う図」
鼠がアケビの実を食べているところを猫が重箱に隠
れて狙っている所を描いたものであるが、猫の目線
の延長上に鼠がいるところが実に旨く描かれている。
興味のあることは是非美術館へ行ってご覧あれ。
6/6まで開催中
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