水都大阪2009が開催されていたときに会場でこのチラシを
もらった。
写真に魅せられて行くことに決めていたのだが、同じ行くなら
紅葉の綺麗なときにと今まで待っていた。
西宮船坂といっても初めて聞く地名、インターネットで下調べを
してみた。
西宮の北部に位置し、宝塚から有馬温泉へ行くバスの途中に
船坂はある。
今回のビエンナーレは船坂の棚田エリアと湯山古道エリアの
二カ所で現代アート作品が展示されている。
日頃都会の喧噪に身を置く者にとっては山中の集落は憩いの
場である。
木々は紅葉しあるいは実を付けそれらを見るだけで心休まる。
武庫川女子大学が取り組んでいる古民家再生、江戸時代に
建てられた茅葺きの家である。
畑の小屋に竹竿を建て、あるいは小屋の壁面に木の小片が
吊してある。
これは昨年西宮市で逝去した人、生まれた人の数だけの木片
を吊しているそうだ。
作者はこれで生々流転について考えてみたいと言っている。
メガメガホン、日頃大声を出すのを恥ずかしがる子供達も
メガホンでは大声が出せるそうだ。
健康のために、日頃の鬱憤晴らしにここで叫んでみるのは
どうだろう。
空いているビニールハウスの中に蚊取り線香を並べてある。
固定された形の物の組み合わせ、貴方はこれを見て何を感じ
るだろうと作者は訴えているのかな?
棚田エリアの周りの山々は紅葉し、畑の周りはススキが生い茂り
正に秋まっただ中。
作者はこの地へ来たときにひらめきで城を造ろうと思ったらしい。
一国一城の主の気持ちはいかがなものかな。
紅葉が美しい周囲の山。
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