2013年5月16日木曜日

上賀茂散策

京都市営地下鉄北山駅を降りて北へ坂道を登っていくと
T字路になりこのような標識が目に入ってくる

 
上賀茂神社の方向に進路をとりしばらくすると
竹で造られた長い塀が目に入る
片側は山、反対側は竹林、昼間と言えども人通りもなく
この時期の散策にはうってつけである
歌人ならば一句浮かんで来るのだろうが
鈍才の筆者にはその素養がない
しかし、風にゆられてハラハラと舞う竹の葉、
時折聞こえるメジロの囀り
空を見上げれば雲一つない快晴
自然のありがたさがしみじみと感じられる
 
 


歩いていくと竹塀に飛騨高史家の看板

江戸時代末期の建造物で、元々飛騨高山にあった庄屋屋敷
総坪数150坪、欅の一枚板を使った玄関等、ふんだんに木材
の使われた飛騨高山ならではの 建築物だそうだ


50名までの宴会・会議等に使われているそうだ
 

 
 

 
 

 高史家から更に歩いていくと翠風閣なる建物があった
 
孝明・明治両帝の御殿医、福井貞憲が明治13年に
建造した数寄屋風講堂造りの茶室茶室だそうだ

手すきガラスの窓、屋久杉を天井に使用した 内装、
青銅の鳳凰を冠した屋根等、気品と風格を備えた茶室
京都・小松原より昭和45年に移築された
ここより遥か京都市内が一望でき、真南に京都タワー、
東に大文字、西に衣笠山が望めるそうだ

 
 

 
 

表札には大田山荘
 


緑の新芽に混じってモミジの赤い葉、正に紅一点だ
 
 


 



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